本物のトラップ家 |
皆様良くご存知の、映画「サウンドオブミュージック」(1965年)
ドレミの歌、エーデルワイスなどの歌は、聴いたことがある方も(演奏したことがある方も)多いはず。
オーストリアでは「ほとんど誰も見たことが無い映画」(笑・本当です)ですが、実際にトラップ一家はザルツブルク郊外に住んでいました。
このお家は現在「ゲストハウス」になっていて、一般の方も宿泊できるようになっています!
では、こちらの駅から入ります
あまり書くと、ツアー中のネタがばれるので大まかにしか書きませんが、本当のトラップ一家はザルツブルク郊外のアイゲンという街に住んでいました。
実話は映画と全然違います。
当時(第一次世界大戦まで)は海を持っていたオーストリア、トラップ氏は潜水艦の艦長だった方。
映画と同じように子供達の家庭教師に来ていたマリアさんと結婚し、
お子さんも映画と同じようにいらして、
その後アメリカに亡命し、現在も末裔の方々はアメリカ ヴァーモンド州・ストーヴに在住しています。
本当の家族の話を聞きたい方は、私にツアーをお申し込みください(笑)。英語のツアーは色々ありますが、日本語でご紹介させていただきます!
さて現在は、このお2人が所有し、Villa-Trapp ゲストハウスとして宿泊可能です。
潜水艦の攻撃で功績を上げ、貴族の称号を授与されたトラップ氏、素晴らしい環境に住んでいました。
本当のトラップ家の子供達が滑り降りて遊んでいたという、階段の手すり。
裏側
ゲストハウスの中は、改装された素晴らしいお部屋
トラップ一家が使っていた当時そのままの物
各部屋には子供達の名前が付けられていて
映画サウンドオブミュージックとは関係ないので、映画関係の写真などは一切無し!
マリアさんと「Red Bull」(笑)。Red Bull社長個人のプライヴェートジェット機に招待されたとの事。
トラップ氏もUntersberg 1853mを、このように庭園から眺めていたことでしょう
映画の中では、歩いて家族は山を越えてスイスへ亡命していますが、
実際は列車でイタリアへ逃げています。
駅舎は列車に乗って逃げた当時と同じ建物
この日はザルツブルクのオーストリア国家資格ガイドを対象にした内部見学ツアー。
宿泊しなくても、5名以下なら私達オーストリア国家資格ガイドと一緒に内部見学して良いとの事。
ここに書ききれない政治的な内容もあり、歴史の重みを感じました。
sepp
これはコア部分を聴きにいかなきゃ(笑)
オーストリアではほとんど誰も見たことがないってのはなぜなのか、その辺がよくわかんないんですけど(^^)
是非是非お越しください(笑)、この建物も見学可という話になりましたし。
サウンドオブミュージックは20世紀フォックスの映画なので、もちろん英語なのですが、ドイツ語訳が出来たのはかなり後で(政治的な理由も若干ありますが)、今でもドイツ語ヴァージョンが入手しにくいのも大きな理由の一つです。フランス語のものも見たことが無いのですが、スペイン語(中南米も)、日本語、韓国語などはメジャーだそうです。
sepp
潜水艦長だったんですね!
そしてオーストリアではほとんど誰も見たことが無い映画だったんですね(^^;
探してみてみます、ミュンヘンでDVD☆
この日は元々知っていた内容、プラス新しい発見があり、非常にためになる集まりでした。ドイツ語のサウンドオブミュージックはなかなか入手が簡単ではないようで、たまに学校の先生などが、旅行会社に借りられるかどうか質問に来ることもあります。
是非ミュンヘンかAmazon.deなどで探していただきたいと思います!
sepp
初めまして、コメントありがとうございます。
Die Trapp Familieをご覧になったとのこと、事実に基づくこの映画とサウンドオブミュージックは全く違った映画ですね。
オーケストラの曲やオペラでも、史実とは順番も内容も異なる作品が多いように、別物として考えれば、双方の良さが分かると思いますが、いかがでしょう?
sepp
さて、自分が興味が有るのは実際の脱走ルートで以下の質問サイトに投稿したのですが満足な回答がありません。 未だ謎なんでしょうか? http://okwave.jp/qa/q8629381.html
お久しぶりです。実際の逃走(?)ルートはどのようなものでしょうか、実際のトラップ一家の事をまとめた本が英語で出ているので、そこには書かれているのではないでしょうか?
この間のザルツブルクでの博物館展示にもこの話が出ていたと思いますので、英語の本をご参照になるのが一番かと思います。
sepp