ザルツブルク音楽祭2009年開幕 |
昨日から始まった、ザルツブルク音楽祭2009。
今日はウイーンフィルG.P.(本番前の総リハーサル)友の会・賛助会員への公開日、例年通り自転車で音楽祭会場へ10分で到着(笑)。
朝のリハーサルを聞きましたが、21:00からの演奏会のチケットも持ってるので、夜もう一度自転車通勤(笑)。
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウイーンフィルハーモニー管弦楽団
Franz Schubert/ Anton Webern: Sechs Deutsche Tänze D 820
Josef Strauss: Frauenher- Polka mazuer op. 166
Josef Strauss: Delirien- Walzer op. 212
Josef Strauss: Pele-mele- Polka schnell op. 161
休憩
Franz Schubert: Symphonie Nr. 8 C-Dur D 944
アーノンクール氏は公開リハーサルとはいえ、途中止めて細かい指示をし、なかなか興味深い内容。
特にシューベルトの交響曲はバランスやテンポ、歌い方が非常に難しいので、感心することばかり。
昔シューベルトの5・6番交響曲を振ったことがあるので、客席から様子を見ているだけで、なるほどこのようにすれば素晴らしい音楽になっていくのか・・・と思うところが多かったのです。
シューベルトの曲は、オーストリア人じゃないと、なかなか理解できない部分が多いですしね・・・。
シューベルト演奏中にアーノンクールは突然客席を振り返り、
「シューベルトの曲では、デクレッシェンドと書いてあると音量を小さくですが、ディミュニエンドと書いてある場合は遅くなるという意味で、他の作曲家とは違いますよ!! 家に帰ったら皆さん楽譜を書き直してください!(笑)」 との事。結構受けてました。
1年近く会ってない、舞台上の友人に、携帯で客席から「いま真正面の2階席に居るんだけど、見える?」と電話したら、「お~sepp、あ~~~見える見える、終わったら楽屋口に来いよ」との事。
今日は初日なので、リハーサルからテレビ撮影。画面の都合で、譜面台や楽器の位置、座る位置を細かくずらされるウイーンフィルメンバー(苦笑)。
12:30過ぎまでかかったリハーサルは終わり、楽屋口へ。
楽屋口で色々なメンバーに会って喋っていたら、昨年からウイーンフィルハーモニー管弦楽団 初の女性コンサートマスター(試用期間中)を務めるAlbena Danailovaにバッタリ会いました。
彼女と会うのは多分4年ぶりくらい(?)。
2人とも時間が空いていたので、K+K Restaurant am Waagplatzへ。
アルベーナ ダナイローヴァは7~8年前からの友人ですが、ウイーンフィル初の女性コンサートマスターとして急に有名になってびっくりしました、でも相変わらず自然体の様子。
お互いの近況やオーケストラの事など話は尽きません。
色々なプレッシャーもあるようですが、元気そうで何よりです。彼女は相当芯が強いですしね。
最近ザルツブルク新聞の記事にもインタビューが出ていました。
インタビューでは「生年月日や星座を言うと、人が勝手な推測や決めつけをするので、このインタビューでは言いたくない」と書いてありました。
本人はそんな事を隠すようなタイプではなく、不思議に思っていたので今日聞いたところ「新聞のインタビューなんだし、もうちょっとオーケストラで演奏するときの事などを聞いて欲しかったのに、星座とか生年月日を聞かれたから、そう言ったんだよ」との事。
K+K Restaurantでは、Flammkuchen(ピザのようなもので、極うす~い皮)を注文。
Albenaは”マヨネーズと野菜”
私は”ベーコンとチリ”、ちょうど良い辛さ。
1口交換しましたが、どちらもパリッとした皮で軽いものの、ソースにバターなどが多く入っていて、おなかのもちは良いです。
ウイーンフィルは国立歌劇場管弦楽団オーケストラとしての仕事と、コンサートオーケストラとしてのウイーンフィルと2つの仕事があるので、土曜日~日曜日が忙しいので大変です。
土曜日15:30~17:30ウイーンフィル演奏会 19:00~オペラ
日曜日11:00~13:00ウイーンフィル演奏会 17:00~オペラ
というパターンも多く、演奏会で良い集中力をいつも保つのがAlbenaにとっては大変との事。
初の女性コンサートマスターとしての試用期間を無事終えて、活躍して欲しいものです!
多分一番日本語で早い、ザルツブルク音楽祭のブログ記事でした(笑)。
sepp
こんにちは。2度目のコメントです(^_^)
ザルツブルク音楽祭、ウィーンフィル……音楽のことをよく知らない、田舎者の私には遠い夢の国のおはなしですが(^_^;) きっとステキなんでしょうね。そして街がとてもにぎわってるんでしょうね♪
またまたおいしそうな食べ物(*^_^*)
これで一人前ですか??薄いからぺろりと食べれるのかしら~
いよいよ始まりました! 街が賑やかになり、人も多くなっています。
音楽祭のチケット、既にお求めになったのですか???どんな演目をお持ちなのか、興味深いところです。
3週間後楽しみですね! お待ちしております。
sepp
音楽祭が始まる頃になると、接待で来ている方が多いせいで、急に着飾った人が増えて、街が明るくなります。
これで一人前なのですが、どんどん食べられます、パリッとした食感と少ない具がとてもマッチしています。
食べ終わった後は、濃厚なソースのせいで、おなかには結構重い感じが・・・。2人とも甘いものは食べずに、コーヒーだけで終わりました。
sepp
そうですか、割りと入手困難なオペラも取れたようでよかったです。私自身ウイーンフィルは10日、13日を持ってますが、時間に合わないようで残念ですね。
オーストリア国鉄のチケットをドイツ鉄道のホームページで予約できるのですね。私は国際線列車以外は、それぞれの別な国のホームページで予約していたのですが・・・。
sepp
それにすごい方とお知り合い。。。 クラクラ来ております。
行ってみたいけど、チケットが手に入らないだろうし、、、 宿も取れないだろうし、、、、、、
一番取らなくてはいけないのは、「パスポート」なんですけどね ( ̄▽ ̄;)アハハ…
すでに始まってます! 中心部は観光客が多い時期は大変です、特にモーツァルトの生家周辺は大変な混雑!!!
リハーサルは非常に内容が濃く、シューベルトの難しい点を細かくリハーサルして興味深いものでした。Albenaは昔からの友人ですし、とても気楽です。歴史に興味があるので、ザルツブルクの街を案内してほしいとのこと(苦笑)。
チケットは手元に余ってまして(ホントです)、8月3日のアルゲリッチとか、5日のMozart: c-moll grosse Messeとか、多数持ってます。
宿はうちの近所にありますし。
とにかくまずパスポートをよろしくお願いいたします(笑)。
sepp
そういう理由もあってパスポートを取得してないんですか?! 色々な理由があるものだな~と思いました(笑)。
10日・13日のウイーンフィルも、1枚ずつ余っているんですけどね~(苦笑)。来年のこの時期までには、パスポートを取得してください!
sepp