プレスより早い、ザルツブルク音楽祭2010年プログラム |
ザルツブルク音楽祭2010年のプログラム発表が、例年通り、プレス用記者会見よ
り一日早く発表。
ザルツブルク音楽祭事務局とプログラムの印刷所以外では、世界最速情報です(笑)。
恒例の友の会とスポンサーを対象にした、ザルツブルク音楽祭プログラム発表会。
今年はプログラム発表以外の演奏も充実。
まずは友の会・後援会代表の挨拶(シュペングラー・プライベートバンク会長)、
芸術監督によるMax Reinhart(ザルツブルク音楽祭創設メンバー)の祝祭劇場建築の言葉の朗読。
ウイーン出身のStepahie AtanasovによるR. シュトラウス歌曲・ソプラノ独唱
ソプラノ歌手にしては、ずいぶんと細身の方、R. シュトラウスの曲にはちょっと声が細すぎのような・・・。
音楽祭総裁・芸術監督・事業部門監督・演劇監督・音楽監督が勢ぞろいし、来年のプログラムを解説。
オペラ
現代物好きな「はっぱ様」へお勧め
W. リーム: Dionysos(現在作曲中!) メッツマッハー指揮・ベルリン交響楽団
C. グルック: Orfeo ed Euridice ムーティー指揮・ウイーンフィル
A. ベルク: ルル M. アルブレヒト指揮・ウイーンフィル (予定されていたアーノンクールは指揮せず)
R. シュトラウス: Elektra ガッティー指揮 ウイーンフィル
W. モーツァルト: Don Giovannni セグイン指揮 ウイーンフィル
C. グノー: Romeo et Juliette セグイン指揮 モーツァルテウム管弦楽団 ネトレプコ出演
V. ベリーニ: Norma ハイダー指揮 カメラータザルツブルク グルベローヴァ出演
コンサート
7月26・27日
祝祭劇場大ホール50周年記念演奏会
バレンボイム指揮 ウイーンフィル
ブルックナー: テデウム他
7月28日
ヘルヴェーゲ指揮 カメラータザルツブルク
ショパン: ピアノ協奏曲第1番ほか ピアノ: イーヴォ・ポゴレリッチ
7月31日
ヘルヴェーゲ指揮 カメラータザルツブルク
ショパン: ピアノ協奏曲第2番ほか ピアノ: イーヴォ・ポゴレリッチ
8月6日
World Orchestra for Peace
ゲルギエフ指揮 マーラー: 交響曲第4番・第5番
8月8・10日
シャイー指揮 ウイーンフィル
W. リーム: Gesungene Zeit ヴァイオリンとオーケストラの為の ヴァイオリン: A. S. ムッター
ブルックナー: 交響曲第4番
8月12日
ドゥ・ビリー指揮 ウイーン放送響
オネゲル: 火刑台上のジャンヌダルク
8月15・16・17日
ムーティー指揮 ウイーンフィル
プロコフィエフ: オラトリオ・イワン大帝
8月21・22日
エッシェンバッハ指揮 ウイーンフィル
シューマンプログラム 交響曲第2番他
8月26日
ブロムシュテット指揮 グスタフマーラーユーゲントオーケストラ
ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ヒラリー・ハーン
ヒンデミット: 画家マチス
8月27日
ヤンソンス指揮 アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団
ストラヴィンスキー: 火の鳥他
8月27・28日
ハイティンク指揮 ウイーンフィル
ブルックナー: 交響曲第5番
8月28日
ダウスガード指揮 スウェーデン室内管弦楽団
ベートーヴェン: 交響曲第7番ほか
8月29日
ラトル指揮 ベルリンフィル
A. ベルク: 3つの小品 他 ウェーベルン、シェーンベルク、ワーグナー作品
W. リーム特集
7月29日
メッツマッハー指揮 ベルリンドイツ交響楽団
W. リーム: Tutuguri 他
8月2日
カンブラン指揮 南西ドイツ放送交響楽団
W. リーム: Quid est deus他
室内楽
7月29日
シューマン、ショスタコーヴィッチ他
ピアノ:アルゲリッチ、チェロ: マイスキー 他
8月1日
ブラームス、ドヴォルザーク他
ピアノ: アルゲリッチ、ヴァイオリン: シュヴァルツェンベルク、チェロ: マイスキー他
8月13日
チャイコフスキー他
ヴァイオリン: クレーメル他
8月16日
ベートーヴェントリオ作品
ヴァイオリン: ツィンマーマン他
8月24日
シューマン、ヤナーチェク他
ハーゲン弦楽四重奏団、 ピアノ: ツィメルマン
リサイタル
7月30日・8月2日
ピアノ: キーシン
8月5日
ピアノ: ソコロフ
8月11日
ピアノ: アンドラーシュ シフ
8月17日
ヴァイオリン: ギドン・クレーメル
8月18日
ピアノ: ツィメルマン
8月22日
ピアノ: ポリーニ
**sepp さまお見事!!!
みなさま、これは世界一早い、しかも日本語のプログラムです**
お役立ちですね〜 *
***日本のみなさまには、ザルツブルクでの記者会見前日にザルツブログで〜〜**
lara
今年は初めて、ザルツブルク音楽祭指揮者コンクール(ネスレ提供)、ヤングシンガーズコンクール(クレディスイス提供)もあり。
W. リーム(ドイツ人現代作曲家)の特集ですが、私が日本の新聞社オーケストラで演奏した曲がなく残念。
かなり興味深いものだったのです・・・。
lara注:私たちの座ったところ、
ハンガー7のスカイバーがダメなだれかさんには、、、
絶対無理ですね〜☆
印刷されたばかり、ホカホカのプログラムをめくるsepp 氏
これは毎年5ユーロ、超特価の立ち見席!!
バーのように寄っかかれる、、が。
おしりの場所の取り合いにならないよう、ちゃんと番号があるのです。^。^;
*************lara**
今年の大問題だった、エアコンの不調は1億3000万円かけて改修工事するとのこと。
私たち祝祭劇場大ホール舞台上、岩山からの隙間風で涼しくて演奏しやすいのですが(笑)、2階席後方は相当な湿気と暑さ。
来年までに何とかしてもらいたいものです。
今年はザルツブルク音楽祭創設90周年。
昨今の不況のなか、事前予約より音楽祭期間中にチケット購入する方が多いとのこと。
不況を感じつつも、チケット売り上げは演奏会全体の94%と上々。
プログラム紹介の後は休憩
しかし上の方だったのでプロセッコまでたどり着くのにちょっと遠い。。(笑
この↑写真を撮る、sepp さんを撮る↓!
ロビーで、プロセッコを楽しみ。
後半はVarely Afanassievのピアノで、ブラームス: 七つのファンタジー、バラード B-Dur op.10 Nr.4、 ラプソディー g-moll op.79 Nr.2
実に力の抜けた、別世界な演奏。音楽監督が「彼のピアノは別次元です」と紹介した、まさにその通り。
音をミスしても、無関係に聞こえるほど、落ち着いた熱さがうちに秘められています。
終了後は簡単なビュッフェ。不況のせいか昨年より食べ物の種類がずいぶん少なく・・・。
(お酒と食べ物、量だけは充分過ぎるくらいでしたね〜★☆lara)
地元Trummer Pilsでカンパーイのlaraさん
私は出版社社長と偶然会って、仕事の話の続きも・・・。
2010年ザルツブルク音楽祭のチケット予約は2010年1月11日が締切日。
インターネット上からプログラムを見て、チケット予約ができます。
昨日のプログラム発表の後、今日11月11日にザルツブルクでプレス用記者会見、
その後はニューヨーク、ロンドン、ミュンヘンで記者会見をするとのこと。
音楽祭総裁は「地元の支援してくださる皆様にいち早くプログラムをお伝えするのが重要です」と言い、「明日のプレス用記者会見は、今日のように暖かい雰囲気では行かないんですよね!(笑)」とのこと。
一体来年はどういった演奏で楽しませてくれるでしょうか?
プレス発表より早い、2010年ザルツブルク音楽祭プログラム速報でした。
sepp
超貴重なセレブ・ソサエティー体験、ありがとうございましたっ!
lara
貴重な情報をありがとうございます。
リームのオペラ、絶対行くっ!!!(断言)
週末に上演されるなら
一番安いチケットの申し込みしておく予定 (^^)v
ルルとエレクトラにも食指が動くわ。
ノルマはハイダー指揮だと、当然グルベローヴァが歌うのでしょうが
アダルジーザ役は誰???
シャイーとウィーン・フィルの組み合わせも面白そう。
あああ、このシーズンだけは
(モーツァルト週間とかイースターもあるけど)
ザルツブルク在住の人が羨ましい・・・・
世界最速情報、楽しんでいただけたようでよかったです。
リームのオペラ、期待できますよね~、14年前から作曲しているそうです。先日のノーノオペラでメッツマッハーが期待以上(!)の活躍をして、次回も非常に楽しみになりました!
ルル、エレクトラも楽しみですね、でもお金が・・・。
ノルマは追記しましたがグルベローヴァ、アダルジーサはDiDonatoです。
シャイー・ウイーンフィルどうでしょうね? 最後にヤナーチェク: グラゴールミサを聞いたのはいつの日だったでしょう・・・。
夏以外ウイーンの方が良いような(笑)。
来週火曜日はウイーンに一瞬出かける予定です、お忙しいですか?
sepp
美形の乙女にも見受けられますが?
それならそれで問題なしかと(笑)
ある小さな劇場でエアコンが効かなくて、
しかも満員だから余計に暑くて、
途中からは早く終わらないかなぁ、と
それだけ考えていたことがありました。
ただ、音が邪魔しちゃいけないでしょうから
こちらの場合は難しいんでしょうね。
そうなんですよ、歌「も」良かったのですが、お姿も非常に・・・(笑)。ttp://www.semperoper.de/de/oper/kuenstler20092010/stephanie_atanasov.html
レセプション会場で見かけたときの服が、ちょっと民族衣装風で素晴らしいデザインだったのですが、写真取り損ねました、残念! ロレンスさんのお好みがますます良く分かってきたような(笑)。
確かに暑いホールだと演目に集中できませんよね。コンサートホールは、エアコン本体がかなり遠く、しかもその音がホール内に伝わらない工夫がされています。
そんな中で、ロシア人の名指揮者故スヴェトラーノフ氏は、強力な汗かきなので自身専用の赤い扇風機を指揮者譜面台上につけ、録音でも「ブーン」というハムノイズが乗っていました(笑)。世界中電圧もプラグも違うので、毎回大変だったそうな・・・。
sepp