祝・NHK交響楽団ザルツブルク音楽祭 2013年出演! |
長丁場の本の翻訳、オーガナイズ、通訳などなど、様々な入り組んだ仕事が毎日続き、今月もまだ休みがほぼない状況・・・。
先ほど読んだSPAの「爆笑問題」お2人のインタビューにもありましたが、「仕事がなかった頃のことを考えると、忙しい方が良い」というのは、私も同じ。
長丁場の翻訳は、カメのようにですが徐々に進んでいますので、ご心配なく(→ブログを読んで下さっている、神楽坂の編集部様へ・笑)。
lara記事が書かれると、私も書いてしまいます!
あまり細かく書けないのですが、ザルツブルク音楽祭には日本の(常設)オーケストラのいくつかが、長い間アプローチをして、音楽祭出演を希望していました。そしてついに2013年、NHK交響楽団が出演!
76歳を超えてザルツブルク音楽祭にデビューした指揮者、シャルル・デュトワと共に、素晴らしい演奏を披露してくださいました!
NHK交響楽団はオーストリア・リンツに宿泊し、8月24日はウィーン近郊での演奏会(はっぱさんの記事をご参照下さい)、8月25日はザルツブルク音楽祭、その後はドイツ~イタリアを回って行きました。
25年前(私は当時15才でした・・・)から、かなり長期にわたり一緒に演奏していた同僚ヴァイオリン奏者Yちゃんや、以前ザルツブルクに留学していたフルート首席代行・はるやパパさん(長い!・笑)、このお2人は時間が空いた時、わざわざザルツブルクに来てくださって、久しぶりにゆっくりと話す機会がありました。
8月25日のNHK交響楽団演奏会前には、25年前、故山本直純氏指揮のジュニアフィルハーモニックオーケストラ東京で、同時期一緒に演奏していたメンバー4人が大集合。東京では揃うことが出来ないのに、なぜかザルツブルク!! しかも私以外はフェースブックもしていないのに、良く揃ったものです・・・。
元ウィーン放送交響楽団ヴァイオリン奏者(現・ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団育児休暇中、ウィーン在住)、元ミュンヘン・ゲルトナープラッツ劇場オーケストラ・ヴァイオリン奏者(現在旦那さんのミュンヘン赴任で、期間限定再度のミュンヘン在住)、NHK交響楽団ヴァイオリン奏者(東京在住)、私(ザルツブルク在住)の奇跡的な再会。
後のメールでは、「皆大人になったよね~」との事、4人共もう15才ではありません(笑)。
そして20:00スタートの演奏会に合わせてホールへ。1曲目を降りている(小編成なので演奏しない)2人と楽屋口でバッタリ会い。
そして珍しく照明が青い、フェルゼンライトシューレ(岩の乗馬学校跡)。映画サウンドオブミュージックのエーデルワイスを歌っている時とは雰囲気が違います。
客席には、この日11時からベルリンフィルを振っていたサイモン・ラトル氏、ベルリンフィルコンマスの樫本大進氏、委嘱作品の作曲者 細川俊夫氏、ザルツブルク音楽祭芸術監督、休憩中にサントリーホールエグゼクティブマネージャー・眞鍋圭子さんにも4月以来お会いし、関係者が揃っていました。
武満徹: ノヴェンバーステップス
細川俊夫: ソプラノとオーケストラのための「嘆き」 ザルツブルク音楽祭委嘱作品(世界初演)
ベルリオーズ: 幻想交響曲
本番中の写真、批評などはこちら。
細川氏の新曲はとても素晴らしく、ソリストのアンナ・プロハスカが難曲を熱演し大喝采でした。
幻想交響曲では、世界のトップオーケストラの一員である事がハッキリ分かる演奏を聴かせ、各ソリストも素晴らしいということが世界に伝わったと思います。3楽章の元ジュニアフィルで一緒だったWさんのイングリッシュホルン・ソロは、なかなか世界中どこのオーケストラでも、こうは行かないという、もの凄い演奏。
クラリネット首席奏者なども、昔の友人達ですが、ザルツブルクのホールで演奏する姿を見て、とても感慨深いものがありました。
終了後は勝手知ったる・・・で、楽屋へ。
残念ながら終了後は、そのままリンツのホテルへ移動・・・。
NHK交響楽団フィラッハ公演以来再会したトロンボーンセクション。あの日はまだ私の師匠がバストロンボーンを吹いていました。
トロンボーン首席のK氏が、「今回が自分にとってはN響奏者として、最後の海外公演になるんだよ」との事。東京で頻繁にお会いしていた頃から考えると、時が経つのは早いですね・・・。
そして、こちらも素晴らしいソロだったフルート首席代行・はるやパパさんと、そして長い素晴らしいソロを聴かせてくださった元ジュニアフィルのWさん。Wさんと25年後に、ザルツブルクで再び会うとは思っても居ませんでした。
何とも感慨深く、忘れられないザルツブルク音楽祭の一夜でした。
sepp
「写真の数人に了承をとった方が早いのではないですか」とコメントしようとしたらもうアップされていましたね。
フェルゼンライトシューレの全景は圧巻です。お決まりのチケット&お城も最高の雰囲気です。
lara
やはりlara様がブログをお書きになると、予想通り刺激を受けて、同日2アップ!(笑) ありがとうございました。
フェルゼンライトシューレは、何とも絵になるホールですね~、いつも同じ傾向の写真が来る、「いつも安心のブログ」(?)を目指しております(笑)。
sepp
N響の定期会員を返上してしまってから情報に疎くなり、ザルツブルク音楽祭デビューのことを知らずに過ごしていました。大成功だったようで嬉しく思います。放送予定を調べたところ、23日0時からBSで予定されていました。楽しみです。素敵なお話をありがとうございました。
すっかりパソコン不精になってしまったびーとです^^;。
私は、アマチュア一直線なので一緒に語るのはおこがましいのですが、
ジュニアオケの仲間って、予想外のところで予想外の再会を
するのですよねー^^!
(地元でもないのに、なんでここでこんなに一気に集結するの?
みたいなこととか・・・^^。)
音楽に限らずなのでしょうが、同じことを続けていると、いつかどこかで
再会できる人間関係が知らない間にできあがっていて、それって
とっても嬉しいし楽しいことです。
デジタルな関係では、できないことかも!
でも、デジタルで出会って、まさかの岐阜でお会いできたseppさんとは、
また驚く場所で驚く感じでお会いできると信じています^^!
それが20年後であっても、驚きませんよー!
コメントありがとうございました。N響のザルツブルク音楽祭デビュー、かなり以前に決まっていましたが(ザルツブルク音楽祭は相当先の予定まで決まっています・・・)、非常に素晴らしい演奏で大成功でした。
大型機材で撮影していたので、23日のBS放送は楽しみですね。
これからも、機会があればN響の素晴らしさを世界の音楽祭で披露できれば良いのにと思いました。
sepp
お久しぶりです、その後お元気ですか? パソコン不精とは、日常生活が充実しているからではないでしょうか?
ジュニアオケの仲間は、世界中に広がっていて、なかなか面白いですよね。
昨日は同じジュニアフィルの少々年齢が上の世代のトランペット3人が集合したそうです。山形交響楽団首席トランペット奏者、九州交響楽団首席トランペット奏者、そしてアマチュア奏者として大活躍の方が、25年前にチャイコフスキーの五番を一緒に吹いた、同じ熊本で集合だったそうです(笑)。世界は広い様で狭いですね~。
一昨日はオーケストラ関係ではないものの、友人の友人という方がツアーにいらしてビックリしました。毎日世界が広がって楽しく嬉しいです。
デジタルな関係では、びーと様と岐阜ではlara・mikko・TON・名古屋の兄さん・賭け師M・seppの大集合が出来て、もの凄い一日でしたね(笑)。本名ではなく、その後「seppです」と名乗った時の、びーと様の驚いた様子が忘れられません!
今年はこういった企画が出来ないのは残念ですが、きっと何かまたありますよね、とても楽しみにしております!
sepp