ご報告:2014年3月15日・日本の子供の為のコンサート |
今年も、本当に沢山の方々がチャリティーコンサートに足を運んで下さいました!!
あいにくの強い雨風の中、推定320人の満席立ち見となりました。
seppさんは企画段階からヴァイオリンのEちゃんと共に幾度も話し合いに出てくれました。
当日は総括してお手伝いして下さった方々をお世話して下さり、私達の支援先「NGOアジア太平洋子供救済センターこの指とまれ」の活動と私達との関わりをお客さまに解って頂くよう休憩のお部屋に展示していただいたり、、、、当日朝ビデオテープが足りない!というヴァイオリン奏者フランク・シュタードラーの緊急連絡に快く対応してお買い物に走って頂いたり、この写真も撮って頂いたり!!
もの凄く活躍して頂いたのでした。
ありがとうございました!!!!
津波は酷く、恐ろしく、殆どすべてを奪い取ったけれど、
海は恵みの海。
太古から海と一緒に暮らしてきた日本を表現したかったので、音楽も海をテーマに進めてゆく事にしました。
日本海、東北、北海道と、日本の海を巡るプログラムで始めました。
風の音 > 砂山 > 風の音 > ねぶた囃子 > ソーラン節
繋げて演奏しました。
フルートオーケストラが観客を囲んで立ち上がり、フルートで風の音を一人ずつ順々に演奏すると会場が静まり返りました。一周まわったところで篠笛で「砂山」を演奏し前へ歩きます
祭壇に上がり、ソロの終わりと同時に
14人が同時に奏でる3回のため息のような風の音が教会に響き渡ったら、
いよいよ。
東京で「首都圏ねぶた囃子会」の山田聡さんにレッスンを受け、練習会に参加させて頂いたねぶた囃子を無理矢理披露><
参加して頂いたのは今をときめく和太鼓奏者、谷口卓也氏。
ねぶたのバチではありませんでしたが彼のテクニックで正にあの明るい打音が聴こえて来るから不思議です。。
ねぶたの摺鉦(すりがね)も無いので、
Eちゃんが演奏したのはチベットのチャッパ!
青森ねぶた二木会の佐藤洵一さんが用意して下さったDVDでちゃんとお勉強〜!
GPの写真しかありませんが
即興太鼓ソロから篠笛ソロ、そして谷口氏の太鼓の合図で
ラッセーラ! ラッセーラ!
ラッセーラッセーラッセーラ!
和太鼓グループ「奥三河」とザルツブルガー・フルートオーケストラのみんなが太鼓に合わせて大きな声で囃すと、満場の観客もつられて呼びます!
時間の関係で短かい演奏でしたが、ねぶた成功!!
FBで青森二木会の方が「ねぶた囃子初上陸ですか?」というコメントを。
ちょっと興味がわいて、ネットで調べてみましたが日本語の記述は見当たりません。
も、も、もしかしたら?
いやいやいや、有名なねぶた囃子です。いつか演奏された事でしょう。
もしもだったら、あまりにも光栄すぎるし付け焼き刃でもったいなさ過ぎます。。焦
ねぶたの後は、パリから参加して下さったピアニスト菅野潤さんが、遠くからゆっくりと船が近付いて来る様子を表した音楽を始める、ソーラン節。
(法被が激しくお似合い!!!!)
谷口卓也さんは桶胴(おけど)太鼓に替え、固くドライな桶胴の音で重たく雄大なピアノのサウンドをピシッと締めて、盛り上げてくれました。
がらっと変わって、
アラビアの伝統音楽は、フランク・シュタードラー、ヴェラ・クルーク、ウードを弾いているのはエジプト人作曲家ホッサム・マームード。
菅野潤さんの繊細で大胆なピアノは、アラビアの調性に寄り添うよう、まるで音程自由自在な楽器の様に聴こえてきます!
アラビアの詩「わたしの父は漁師だった」には桶胴とウードでの伴奏
朗読は前回も参加してくれたオーストリア放送協会(ORF)ハネス・アイヒマン
日本でもなかなか聴くことの出来ない、尺八を禅の道具として利用する普化宗尺八の橋本蓮茎さんが演奏なさるので、会場を真っ暗にして聴いて頂きました。
松尾芭蕉の俳句の後には教会に丸く散らばったフルートオーケストラ全員で
コポコポ、カタカタ、静かなキーノイズ、
寺山修司の「悲しくなったときは、海を見にゆく」
美しい詩です。
もう一度、風の音を後ろから前へ順に送り出し、
谷口卓也さんの合図打ちで、林英哲の「六大響」がはじまりました。
以下、谷口氏談:
”被災地に向け祈りを込めて演奏させて頂きました。
教会での演奏で太鼓の音も良く響き渡りました。
3年という月日を経ても尚、オーストリア国内外から、日本の事を思って足を運んでくれる海外の方達。日本人として胸が熱くなりました。”
和太鼓奏者谷口卓也率いる「奥三河」のみなさんが
「痛みと苦しみを取り去りたまえ(おんころころ せんだり まとうぎ そわか)」
と太鼓に負けない声で唱えながら祈りの演奏で観客を圧倒します
現在お預かりしている募金は千九百三十九ユーロ。
来れなかったけれど、私に直接送金したいという方が数人いらっしゃるので数日それを待ち、最終金額をお知らせしたいと思います。
休憩には、お手伝いして下さった方々がたくさん!
日本茶をいれてくださり、観客としてきて下さった方々もスナックを持ってきて頂いたり!!かっぱ巻き、クッキー、白玉団子、ミニおにぎり、ミニどら焼き、ケーキ、おかき、かりんとう、
予想以上のお客さまの数だったので一瞬で無くなったそうです笑
みなさんの暖かい助けの上に実現した、素晴らしいコンサートでした。
想いが届きますように。
オーストリアのみんなは、日本で助けを必要としているみんなの事を忘れてはいません。
いつも、心はそばにいます。
子供は未来。一緒に歩んで行きましょう。
(笑える準備編につづく)
lara
きっとお出でいただける日が来ると信じております!
こちらの方々の根気強さ、考えの深さ、不器用さ?で、忘れる事無く続けていける活動だと思います。こうやって喜んで頂ければ、また自然と次に繋がっていきます。有り難い事です!
lara