飲める湖 |
ザルツブルク市内はフェーン現象で30度を超えると言っていたものの、湖はそれほど気温も上がらず、水は相当冷たかった。
先週の暑い日、laraさん達も同じ湖へ来ていた。
ザルツブルク市内から30分ほど、約20kmの距離。
日本の方も、映画「サウンドオブミュージック」冒頭のシーンで、テーマソングが始まり、フシュル湖が上空から登場しているので、ご覧の方も多いはず。
この湖のほとりには、16世紀の大司教の狩のお城を改造したシェラトンホテルがあり、非常に有名。昔から政治会談が行われたり、アメリカ・ヨーロッパの映画スターが宿泊した場所。
現在のような音楽祭時期は、1泊10万円以上の部屋も多い。
4km先の対岸、中央の黄色い建物がお城(現シェラトンホテル)。
この湖の水は、76あるザルツカンマーグート地方の湖のなかで、唯一飲める湖!
でも水道には使わない(笑)。
この湖の周囲では、必ず各建物に浄化槽をつけて、飲めるほどきれいにしてから水を湖に流すという、厳しい条例がある。
この浄化槽、一説には1台200万円~300万円とも・・・。そのせいもあって、Fuschl湖周辺の町の人口はなかなか増えず。
条例により、電動モーター以外のエンジンは船に使えない。
このため「岩魚」・「ニジマス」などが多数。臭みがないので、高級レストランでは、わざわざ「フシュル湖」の魚と書くほど。
町営の遊泳場は8週間前に改装新オープン。
人のいる浅瀬でも、多数のニジマスを発見。
時間を忘れて、のんびりした一日。
sepp