ホーエンザルツブルク城の上 |
ホーエンザルツブルク城を守る大砲(1645年)から、街を見下ろしてみると・・・。
この日は、それだけではありません。
この日は、ザルツブルクで登録しているオーストリア国家免許ガイドの為に、ホーエンザルツブルク城の最高責任者の方が、最新の発掘研究成果や通常見られない場所を案内してくださいました。
1077年(叙任権闘争)から約640年間増改築が繰り返されたこの要塞、最新の研究ではもっと以前に何らかのお城が建っていたということが分かったそうです。
オーストリア放送協会(ORF)のカメラクルーも来ていたので、
まずは大司教の居住区へ。
ザルツブルク大司教の寝室
大司教のトイレ(都合が悪いとトイレに隠れていたという・笑)
そして、美しい陶器で出来た暖炉(1501年)
この辺りは、お城に登ればどなたでもご覧になれます。
ここからは、この日だけの特別イヴェント
ホーエンザルツブルク城の屋根裏へ!!!
1本の木からとっている、梁
そして、昔の建築用に使っていた資材引き上げ用回転式のクレーン(?)
この方が最高責任者B氏、ご家族と共にこのお城の一部に住んでいます!
人がグルグル回って動かしていたので、
石も削れてます。
ホーエンザルツブルク城の中に住んでいる方は15人。
郵便物も「Hohensalzburg A-5010 Salzburg」だけで配達されるそうです(笑)。
全員更に一段上に登って、
お城の鐘へ。
このお城で結婚式をした方は鳴らしてよいそうです。
こんなに近くで「航空機衝突防止灯」を見たのは初めて!
さらに全員別な階段から上に上がり
お城の屋根の上!!!!!!!
もの凄い高さのうえ、手すり転落防止柵は一切無し!
風とにわか雪が激しく、これ以上進んだら、落ちます(笑)。
どれくらいの高さか、分かりにくいと思うので・・・。
下の写真の左から2番目と3番目の白い塔の間に、ギザギザの黒っぽい屋根がありますが、
ここに登っていました。
やっと降りてきて、その後まだまだ解説は続く・・・。
初めての体験、なかなかスリルある3時間でした(笑)。
<注>屋根裏および屋根の上には一般の方は通常一切入れません。
sepp
木製のクレーン!!
絵解き建物図鑑のようなものでしか見た事がないような気がしますが実物が存在していて見れるなんて!!羨ましい限りです。
お城の屋根の上ってザルツブルグ市内で最も高い場所、なのでしょうか?雪が降っていると足元滑りそうでどきどきですが 晴れていればとても気持ちが良いのでしょうね。
物凄い悪条件で屋根の上に登られている事が写真から伝わってきます!
雨、風、雪、足下の悪さ。。こわ!
>これ以上進んだら、落ちます
きゃぁぁぁ。
屋根裏も面白いです!床が丸いかたちにすり切れている人力クレーンも。。。絶句。
lara
山全体がお城と言っても良いほど、区別がありません(笑)。
敵襲避難用のお城(要塞)として使っていたものですが、前は川、本体は岩山の上と、鎌倉のような地の利があるのです。
昔は旧市街全体を城壁で囲んでいましたしね。
sepp
ホーエンザルツブルク城、家の窓から見えていますが、あまり登る事は多くないのです(苦笑)。この日は別件の用事もあり、午前・午後と2回も上りました。
ガイド向けに、こういった新しい研究成果や展示を説明する集まりがあり、専門家の方や学芸員などに来ていただき講習を受けることが多いです。
お城の上に登る機会はさすがに多くありませんので、大変貴重な機会でした!
sepp
立派な梁は一番長いもので、15m~20mもありました。屋根裏は強度のために、風で揺れたりするように余裕を持って作ってあるものなのですね。説明を聞いて初めて知りました。
木製クレーンはなかなか見る機会も少なく、ドアまで開けて下さり、現在も使える様子が良く分かりました。まだ使えるものというのも珍しいですよね?
ザルツブルク市内では建築物の高さ制限が厳しいので、お城(要塞)が一番高い場所です。旧市街や隣の市などから眺めると高さが良く分かります。
sepp
滅多に上がれる場所ではないので、とても良い経験でした!laraさんもFestungにはなかなか登らないのでは???
悪条件だからこそ余計楽しかったような(笑)、もう4歩前に進んだら、間違いなく落ちました。
人力のクレーンなどは大活躍していたようですね。
sepp
>住人の姿が写っていますね、、、
>それって「オーブ」と呼ばれている生命エネルギーなんですよ…
そういうものなんですか??? 私は全くそういったものを知らないので・・・。私達が大人数で入りホコリがたって、それがフラッシュに写ったものだと思っていますが・・・。
sepp
建築用の木製クレーンでまだ使えるもの、非常に珍しいです!!
(他に聞いたことがありません)
思わずインターネットで調べてみましたが”木製クレーン”というとドイツのリューネブルクに塩を船に乗せる為に使っていたものやモンサンミッシェルの水車のようなものが出てくるくらいであとは子供のおもちゃばかりでした(笑)
それほどの物とは見学時に何も考えませんでしたが、珍しいものなんですね。子供のおもちゃのクレーンは、皆さん持ってますが(笑)。
城塞の中はかなり頻繁に保守点検作業をしているので、まだまだ使えるものが多いと仰ってました。
sepp