ザルツブルク音楽祭2009前半の1 |
色々な演奏会を聴いた、2009年のザルツブルク音楽祭。
バタバタしているうちに、感想などを忘れそうなので、前半のまとめを!
7月26日、アーノンクール指揮:ウイーンフィルを聞いて、演奏会後コンサートミストレスのAと飲み、日・独・墺の音楽業界笑い話・・・。
8月2日は、音楽に詳しくしかも現代物に強いはっぱさん
と、ルイージ ノーノ作曲のオペラ「愛に満ちた偉大なる太陽のもとで」を見ました。
現代物のオペラは、オリシヴィエ メシアン作曲:聖アッシジのフランチェスコをザルツブルク音楽祭で見て以来。
オペラ前にモーツァルト生家前にあるレストラン、「Zum Eurenspiegel」にて、はっぱさんにごちそうになりました、ありがとうございました!!
はっぱさんは、ヌードル。
私はスモークサーモン。
ノルウェー産の濃厚なスモークサーモンに、ホースラディッシュ(西洋おろしわさび)が効いて、なかなかの味。
重要なオペラを見るので、アルコールは一切なし。
このオペラの初日だったので、結構なにぎわい。
フランス革命、ロシア革命、キューバ革命など、各時代のレジスタンス物語を交錯させた内容。
ノーノの曲は日本でも聴いたことがあったものの、オペラは初めて。
オペラは舞台上5つの装置内での演技を、テレビカメラで超大型スクリーンにリアルタイムで映し出すという手法。
手の位置が2cmでもずれたら、画面からはみ出してしまう程、超アップでの文字を書くシーンや、料理するシーンなど、もの凄く緻密な演出。
合唱団もさぞリハーサルが大変だったはず・・・・・・・・・・。
はっぱさんも書いていらっしゃる通り、ホール内のスピーカーが近すぎて、たまにバランスを崩したものの、ウイーンフィルも非常に正確な演奏。ノーノ独自のオーケストレーションと、スクリーンを使った演出の効果は絶大でした。
何しろザルツブルク音楽祭の演出は、いろいろな意味で(苦笑)凝っているので、ノーノのオペラでは「1800年代・1900年代初頭」の雰囲気を出すセットを、窓枠・窓から女優さんの持ち物に至るまで、いちいち細かく時代考証など作りこんでいました。
そこがまた見ていて非常に興味深いところ。
指揮のメッツーマッハーは相変わらず正確な指揮で、現代音楽が得意だということを示していました。
意外とウイーンフィルも現代音楽が得意ですが、メンバーには今回のオペラ上演を不満に思っていた人も多く、仲良しのウイーンフィル バストロンボーン奏者H. S.は「おまえ、あんなのを聞きに来ていたのか!」と驚いていました(笑)。
私としては、非常に興味深く、音楽的にも素晴らしいオペラでした。
sepp
もしかして、家庭では奥さんの支配下にあるプロデューサーが(略
それにしてもノルウェーサーモンに西洋ワサビ!、魅力的ですねー。
ホースラディッシュはローストビーフのお供という印象ですけど実は
日本でも粉ワサビや練りワサビの主原料だから、本ワサビよりも
身近な存在なんですよね☆
> 重要なオペラを見るので、アルコールは一切なし。
えらいっ!!
・・・ところで、「どんぶりメシと醤油もくれ」と注文するには(爆
今回の演出家は女性なので・・・、ちょっと予想と違うかもしれないですね(笑)。
ノルウェーサーモン、やはりヨーロッパ圏内では簡単に手に入りますね。昔東京のデパートで、値段別、産地別に買って味見したのが懐かしいです。
ホースラディッシュでも日本のチューブのわさびでも、内容は一緒なので(苦笑)、どちらも合いますね。
どんぶりメシは、このご近所の某レストランで注文できるのです!!!
と、次のネタにつなぎましょう(笑)。
sepp