モーツァルトクーゲルン (モーツァルトチョコレート) |
赤い唇?
いえいえ、チョコレートな口です。
ザルツブルクで一番有名なお土産物、ミラベルマークのSalzburger Schokolade社製
モーツァルトクーゲルン工場へようこそ!
ザルツブルク市の隣町、Grödig。
1890年
最初のモーツァルトクーゲルン(クーゲルンとはボールの意味)がPaul Fürst氏によって発明され。
現在もオリジナルモーツァルトクーゲルンとして、ザルツブルクにある4軒のCafe Fürstでしか買えない、ザルツブルクに来ないと買えないものとして有名。
1897年
一方Rajsigl氏はザルツブルクにチョコレート会社を設立。
1905年
Fürst氏のモーツァルトクーゲルンがパリの万国博で金賞を受賞。
1920年
Rajsigl氏がモーツァルトクーゲルンの大量生産化に着手。
2つの全く異なる会社が別々に平行して、モーツァルトクーゲルンに取り組んでいました。
1890年頃のオーストリアには、特許の概念も薄く、両社は敵対せず、オリジナル手作り・工場での大量生産と、役割分担をしていたとのこと。
これが後々ドイツ企業がコピーしてしまう元凶に・・・。
元祖のカフェとこちらの会社では、仲が悪いと思っていましたが、全くそのような事はなく、今でも交流があるとのこと。
マーケティング部長からのお話が続き。
モーツァルト生誕250年の2006年には、逆になにも宣伝せず、普通にしていたとのこと。
マーケティング的にモーツァルト生誕年を利用するのは遠慮したとのこと・・・。
もちろんテーブルの上にはチョコレート。
ベルギーやドイツの会社からのライセンス生産品も多く、ミルカ製品などの一部も作ってます。
そして非公開の工場見学。残念ながら中の写真はなし。
14の工程を経て、1つ完成するまで2,5時間もかかるモーツァルトチョコレート。自動化されている部分が多いとはいえ、様々な工夫が・・・。
ISO基準を満たすためにも、通常工場見学は一切出来ず、外国からなどの食品関係者には公開とのこと。
工場内には甘い匂いが充満、マジパン生地をこねて、切りだす作業からスタートし、モーツァルトクーゲルンを丸くするための工夫が満載のパレットなどなど。
チョコレートは温度に敏感なので、温めたり、固めるために冷やしたりと、膨大な作業。
ピスタチオの配合や、ダークヌガー、ライトヌガーの割合など、かなり繊細な味。
工場ラインは清潔、整理整頓なだけではなく、非常に雰囲気の良いライン。
経営陣と工場ラインで、意志の疎通が良く取れているのも特徴。
工場ラインから、未完成や原材料の一部を取り出して頂き、どんどん試食。
試食し過ぎで、後半は「もういらないですよ~」となるほど(苦笑)。
他社製品や新製品ミニ。
モーツァルトクーゲルン豆知識(笑)。
1991年には宇宙船ミールに搭乗したザルツブルク出身の宇宙飛行士が、数々の基準をクリアーし、ロシア人飛行士へのお土産として持参。
今までに生産したモーツァルトクーゲルンを並べると、赤道上の地球を一周以上(笑)。
工場見学の後は、隣の工場直売所を見て。
同じ工場で作っている、他社製品も無造作にビニール袋で(笑)。
とにかく安い! でもチョコレート見過ぎで買う気にはならず(苦笑)。
そして最後はお土産まで多数頂き。
絵が人気の缶シリーズ
非常に貴重で楽しかった工場見学。でもモーツァルトリキュール社見学の方が、私にとってはもっと楽しかったような(笑)。
<注 食品関係者以外には工場見学は実施していません>
sepp
各地の工場見学。羨ましい限りです。
私もイタリアのPERGINA(あのBacciで有名な)の工場見学に行った事が有ります。 興味深いですね!
確かに、私もモーツァルトリカーの方が、もっと興味深いです。(笑)
思わずドッキリな導入部分(笑)
以前は、”もー顔見るのもいやー”って思ってたチョコでしたが、久々に見ると懐かしいです
(でも中に何か入ってるチョコはだめな私は板チョコ世代(^_^;)
イタリアのPergina、見ることが出来るんですね? 普通に行っても見ることが可能なんでしょうか? いいですね~。
工場見学といっても、自分が仕事で以前使っていた楽器を製造した、浜松の会社見学とか、小中学校時代の見学ばかり。
ザルツブルクに来てモーツァルトディステラリー社をはじめ、色々見学させていただいて、とても楽しんでいます。免許上の特権が色々とあって、ありがたいです。
私たちの日本人飲み仲間で音楽家は、laraさんとうちの妻くらいでしょうか。 他の方々はビジネス関係なので、音楽家=遠い存在ではないので、あまり敬遠しないでくださいね(笑)。
過去ブログでは「音楽」をクリックしていただくと、私が本番中舞台から撮影しているものも出てきますので(笑)。
sepp
ちょっと「脳みそブログ」真似っ子導入部(笑)。たまにはザルツブログにも刺激を与えましょう~。
確かに街中で頻繁に会う、この顔、この色、この製品、見るのも説明するのも嫌!!と思うもの。
ところが東京へ行って街中で会うと「おお~、こんなところにも我が街の製品が!!!」と懐かしくなってしまう、離れないとありがたみが分からない製品です。
実は私も中に「ピスタチオ」がダメな、「おおきいことはいいことだ~。森永エールチョコレート」直純先生の本物生徒の一人です(笑)。
sepp
PERGINA、一般工場見学どうなのでしょう?
通っていた外国人大学の社会見学授業で連れて行って貰いました。
Baciがコロコロコロコロ、ラインに乗って行くのを、上から眺めるのは楽しかったです。
途中の検査係のお姉さんが一つ、また一つ…と、つまみ食いしているのを発見! 案内係の人に「食べてもOKなんですかぁ?」って尋ねたら、「多分彼女はお腹が空いていたんだろう…」というご返答でした。
イタリアには外国人大学?というのがあるのでしょうか? 驚きです。
モーツァルトチョコレート生産ラインでは、食べて良いのは失敗作で、別な場所に排除されたものだけです。さすがイタリア、ラインに乗っている物を食べても良いんですね~、いくらオーストリアでもそれは無理です(笑)。
sepp