2012 ドイツツアー ドレスデン 聖母教会 |
珍しいことです。
本来なら全てすっぽかして湖へ直行するべきな土曜日午後、
不覚にも断りがたい仕事を2つも入れてしまってがっかりだったのでした。。
ほんの数枚ですがドレスデン聖母教会(フラウエンキルヒェ)の写真です
ホテルの向かいは、かの有名な聖母教会。
控え室にお水が置いてあるのは、良い音楽祭の証拠です☆
写真は禁止とどこかで読んだので差し支えないのを2枚。
ウイーン放送響のコントラバス奏者さんが、急病の同僚のピンチヒッター。
久しぶりだったのでいろいろ話せました
地下に入っていって
古い地下礼拝堂を横切り更に奥へ入っていくと
驚くほどモダンな楽屋がありました
終わり、「やっぱり撮影禁止だったな」と
外で↓これを撮っていると
音楽祭のお兄様が
「どうぞ、もう演奏が終わったのですから写真とってもいいですよ」
と言ってくれる。
「ありがとう!」
急遽もう一度入り、
一枚、素晴らしい正面アルター(主祭壇)を撮らせてもらいました。
まるで天使の羽をかたどったかのような可憐なフォルムのオルガンは、焼け落ちる前はあのバッハのオルガンを手がけていたシルバーマン作。
かなりの破損で半分ほどはその当時の作り手が修復したそうです。
戦火が及ばなかったクロスタウに無傷で存在するホンモノのシルバーマン・オルガンとニューイヤーコンサートをしたことがあります。
共演したのはバッハに傾倒し研究を続ける謙虚なオルガニストであり作曲家でした。
彼の作曲した「きよしこのよる変奏曲」と、「バッハの技法によるフルートとオルガンの為のサラバンド」もプログラムに入って、とても喜んでいただけたコンサートでした。
クロスタウのシルバーマン・オルガンは最も手が入っていない状態でしかも定期的に使われているという奇跡に等しい大オルガン。
厳しい東ドイツの冬、
満員で400人は収容しているとはいえオルガンとフレスコ画を守るため暖房器具はオルガン横の小さな電気ヒーター一つというそのジョイントリサイタルは私の人生で2番目に寒かったコンサートだと思います(笑
J.S.バッハがその作り手と語り合い、まさしく目の前にあるそのオルガンの鍵盤を触り(!!)、聴き、演奏したという歴史を知ってしまったからでしょうか、、
ゾクっとするほど雰囲気のある教会で、ゾクっとくる透明感この上ないオルガンの響きでした。
・・寒かっただけ?
帰って来たらフェスティバルのクルマが止まっていました。
まだまだ続くフェスティバルだったのですね。
ザルツブルクは34度程度の日、夏は結構あるじゃないですか(笑)。
今まで体験した中では38度が最高でした・・・。最近は夏日本にお出かけで、ザルツの暑さを忘れてしまった?! 羨ましいです!!
私は忙しいせいで季節体験がずれていて、暑い時には素晴らしい湖に入れず、寒いときはなかなかスキーに行けずと難しいですね。なんだかハウス栽培の野菜のような季節感です(苦笑)。
sepp
はっっっっ早いっすねー!まだ書いていました。。
これが修復した祭壇なのですね。
酷似するホンモノのシルバーマンオルガンを聴き比べるほど記憶にないかもしれないのが残念。。でもなかなか良い出来だという事なので是非一度聴いてみたいです。
ハウス栽培。。。。いけません!!早朝でも夜でも、湖へ出掛けて下さい!!><
lara
前回ドレスデンを訪れた時は、ミサに参加しました。(誰でも入ってOKだったので)
その音響とオルガンの音色にゾクゾク。。
見た目の美しさは言うまでもなく。
しかし、完全に修復されたのはそれほど前のことではないのですよね。。
いろいろと考えさせられたドレスデンでした。
ハウス栽培!
それは、私たちのような24時間365日、温度22℃・湿度30%のクリーンルームで働かされる人達です。。太陽すら見ない!
私が普段練習しているオルガンはフランスのビルダーによるものでとても綺麗で環境も音も素晴らしいのですが、やはりドイツバロックのオルガンでバッハ弾いてみたいな~と夢見ます。
いや、その前に是非聴いてみたいです(^^)
TONさまと言えばオルガンですね!
この綺麗なオルガンは本当に目を惹きます。演奏される方にとっては限りなく魅力的なものなのでしょう。いつか是非シルバーマンオルガンを演奏される機会が来ますように!
lara